河口信雄の取材日記

遠い国からご近所まで、旅と写真とB級グルメ。

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宮古市・重茂姉吉地区の大津浪記念碑 

昨日に引き続き震災がらみの話しを。

去年の秋、一年ぶりに被災地を訪れました。
ご存じの通りリアス式海岸。
山の中を走っているといきなり海が開ける
そんな風景が続きます。
海沿いの集落は更地になり5分走ると普通の生活。
集落の高台移転案が出るのも当然だろうと思ってしまいます。

ところで三陸地方はいままで何度も津波被害に遭っているの
みなさんご存じだと思います。
明治・昭和の三陸地震で大きな被害をうけた集落の中には
仕事の場と生活の場をわけた村もありました。
その一つが宮古市重茂姉吉地区、大津浪記念碑が残っています。

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碑には

高き住居は児孫の和楽
想へ惨禍の大津浪
此処より下に家を建てるな

明治二十九年にも、昭和八年にも津浪は此処まで来て
部落は全滅し、生存者僅かに前に二人後に四人のみ
幾歳経るとも要心あれ

と記してあります。

碑を中心に下を見ると

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今も家は建っていません。

上を見ると

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ちょっとわかりづらいですが集落があります。
つまりこの碑の教えを守ってるというわけです。

むろん、集落の規模や港の大きさなどから
全ての高台移転なんか不可能だとはわかっています。

私が言いたいのは語り継ぐ、忘れないことの大事さ。

見てわかるとうり、ここは山の中。
よそ者の感覚だと津波なんか来るわけ無い!!と思う場所です。
でも、このような碑きちっと保存してあれば、ここまで来たんだとわかります。

今回の震災でも避難所で被災した方も多いと聞いています。
想定外で誰が悪かったわけでもないのもわかってます。
でも、それが忘れられなかったら
次回の震災では被害を最小限度のとどめられるのでは・・

頑丈な堤防や建物をつくることも大切ですが
語り継ぐこと、も大切ですよね。
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